「甘えられない」、という悩み
なんで、素直に甘えられないんだろう?
パートナーに。
甘えたら、負けてしまう気がする。ケンカの後、自分から「ごめんね」と言うなんてとてもできない。
甘えても、受け容れてもらえなさそうな気がする。拒絶されるのがこわい。
本当は、自分が甘えることができたら
一気に関係は解決することが分かる。でも、どうしてもそれができないとき。
甘えられない、そのずっと奥の奥に、分かってほしい思いがある。
自分が人生のどこかで、多くは小さかった頃に
甘えたくても甘えられなかった出来事がある。
自分がひどく傷つけられたその時に、
世界の誰も自分を守ってくれなかったから、
鎧を着て、闘おうと決めて、闘い続けてきた自分がいたんだ。
「誰も私を助けてくれない」
そう思ったから、自分で自分を守るしか術がなくて
強固に鎧を着て、自分の周りに高い壁を張り巡らせて、
強くあろうとした。
だから、今さら突然、「鎧を脱いで、甘えてもいいよ」なんて言われても
急にできるわけがない。
本当に、大丈夫なの?
こころは、本当には、安心していない。
「もし、鎧が必要なかったなんて、今まで頑張ってきた私は、
何だったの?」
これまで孤独に懸命に闘ってきた自分の人生を、否定されて、たまるものか。
だって、わたし、これで、何十年も、がんばってきたのよ。
1人で、ずっと、がんばってきたのよ。
・・・
本当に、素朴に
「あなたに、頼りたい」
「助けて」
って、甘え下手な女性が、相手の肩に寄りかかれるようになるには。
自分の中で、ずっと闘ってきた、孤高で強く、けれど本当は脆い自分に
心の底からの、賛美と、感謝を伝えていくことから始まるのかもしれないね。
何年も、何十年も、誰にも理解されなくとも自分を守り続けてきた自分を、
こころから、誇らしく思ってあげよう。
あなたがいてくれたから、私は、この世界の中でも、生きてこれたんだ。
あなたのおかげで、私は、ここまで、生きてこれたんだ。
その闘い続けてきた自分に、自負の念を持ち
「あぁ、本当に、よく頑張ってきたね。」
「今までありがとう。」
こころから、存分に、何度も何度も労ってあげたら
どこかのタイミングで、
「でも、これからは、もう、いいよ。」
「あなたがいなくても、もう、私は大丈夫だから。」
そうして、その自分を小舟に乗せて、
すっと、川に流してあげられるときが、来る。
その鎧をまとった自分は、お役目を終えて、すっと、あなたと、さよならができる。
握りしめていたものを、手放せるようになること。
闘ってきた自分が、ちゃんと、その全存在を認めてもらい
その存在にも感謝を捧げてもらえたら
ちゃんと、その存在は、変化していくと思うんだ。
パートナーとの関係、家族との関係に詰まっている時は
まずは、自分自身の中にいる、自分自身を労って、存分に寄り添っていくことから、だね。
全ての女性が、男性に、素直に甘えられたら
世の中の大半の問題は、解決するのかもしれない。
全ての男性が、自分の中の女性性(繊細な自分)をゆるしてあげて、
素直に甘えられたら、世の中の大半の問題は、消滅するのかもしれない。
あぁ、強い男であろうとした、全ての女性へ。
やさしく、やわらかく、ゆるんで、
あなたが、かわいらしく、パートナーに甘えられんことを。
そして、たくさん、にゃんにゃんしてください。
(私もね)
より豊かに愛が循環する世界になることを願って
年の暮れに、祈りを込めて。
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個人セッション、年内は受付締め切りました。
来年のご予約お待ちしています☃
(みんながにゃんにゃんしてるところを想像するのが私の最上の喜びであります)
(「わたし、可愛くない」と思ったら相談してください。まじそれ全否定して全推ししていきます)
Photo : ローズガーデンにて、ある誇り高きバラさん
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