全体性へ

2019年の年の瀬が近づいてきました。

寒い日、暖かい日、寒暖差が激しいですが、いかがお過ごしですか。


先月のカフェプランツでの施術イベントに、

また本年を通して、施術にお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。


お一人お一人思い返すと、施術後に美しい涙を流して下さった方、お顔がすっきりと血色が変わり、目がぱっちり開かれた方、骨盤や脊柱の歪みが自然と整われていた方…

色んな方に触れさせていただきました。

私にとってもとても一件一件がとても特別な時間でした。


施術は
お一人お一人の深みを共有させていただく、非常に繊細かつ深淵な作業になるかと思います。
それをゆるして下さった時に、全体の治癒が進んでゆきます。

おからだがそれをゆるして下さったというのは、
私にとっても非常に有難い思いでした。

時間がかかることもあります。
数回の施術、数週間の時間がかかることもあります。
というか、時間をかけ、丁寧に取り組んでゆくこそ、

徐々にご自身の深淵な部分がじっくりとひらかれてゆくものなのだろうと思います。

ヒーリングに終わりはありません。

heal (癒す、癒える)の語源は、ギリシャ語の「holos(ホロス)」で、

「完全な姿(本来のあるべき姿に戻る)」という意味を持っています。

whole(全体の、全体性)という言葉も、同じくholosが語源です。


自分自身の丸ごと、「全体」へと近づいてゆけば、自ずと治癒されてゆく。
自分自身を思い出す。

ほんのほんの一部分しか生きていなかった自分自身の、大きな全体へと、近づいていく。

それが治癒(heal)ということなのだろうと思います。


そうした意味で、私はヒーラー(healer = heal する+人 (er))ではないと思っています。
私が治癒するのではないのですから。
あえて言うなら、その方がhealのスイッチのボタンがどこにあるか分からなくなったときに、

それをパチンとオンにするきっかけを生み出す存在に過ぎないかと思います。

大きないのちの営みの中で生かされるいのちの一つ、

自分もまたできる限りの日々の一歩を重ねる、実践者(practitioner)の一人かと思っています。


治癒は、私の力で起こるものではない、だから、私は絶対的な信頼を持っています。




今年は、この数年かけて自分が取り組んできたことを、外に少しずつ表現してゆく年になりました。

戴いたご縁や場、機会に深く感謝いたします。

ゆっくりゆっくりの歩みですが、沢山の方々にお世話になり、今こうして、今現在の自分をお役に立てさせていただくことができるのは、嬉しく、有難い、という言葉につきます。

外へ出そう、外と合わせようとする比重が高くなり、粗さも目立った年でした。
今からは、私自身がより自分自身のあり方に目を向け、より肚の底から強くしなやかに、

自分を鍛錬し、そして拓いていくことに、しばし時間を取りたいと思います。


私自身の身体が持ちこたえられない冬が近づいてきました。

生命の火を燃やし続け、身体が過度の緊張とストレス状態から解放されて、

より安心した場で、深いところから治癒が進むように、

今週末から暖かいインドネシアへ移動します。


私の身体は、私をどこに押し流してゆくのか? どこへ私を連れてゆこうとするのか?

大好きな「アナと雪の女王」の歌、Into the unknownを、ずっと繰り返し歌っています。

私も自分自身の未知の旅へ、進んでゆきたいと思います。

自分の全体性へと近づく、healingの旅の途上にあります。


何がひらかれていくか、私の奥深くが、また一つ何かをゆるせることをひらく時期が近づいていくようで、楽しみです。


今わからないこの未知が、未来で、より繊細かつ大胆に動ける自分に導いてくれるだろうと思います。


東京へは、来年の春先、温かくなった頃に、より一層 "肚(はら)"の力を増して帰ってきますので、どうぞ楽しみにお待ちください。


感謝を込めて



愛子



★10~11月のチャリティーセラピーで施術を受けてくださった皆様、

ありがとうございました。

台風被害に見舞われた、福島県の被災地にお渡しする予定でおります。

追って、ご報告をさせていただきます。

man maru healing

まんまる ❍ ヒーリング

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