ガンではない方に、知ってもらいたいこと

がん。 


正常な人の身体の中にも、がん細胞は毎日5000個生まれていると言われています。 

そして、身体の中の免疫細胞が毎日それらの5000個と戦い、やっつけています。


やっつけきれなかったがん細胞は、徐々に徐々に、細胞分裂を繰り返して、増殖していきます。


最初は、目には見えないレベルの小さな細胞、 それが、10年かけて、やっと検査で目に見える大きさ(約0.7cm)に大きくなります。


そこから先が、おそろしく早いです。


細胞分裂のスピードは倍速なので、二次関数的にあっという間に増殖して、

発見される0.7cmの小さなサイズから、末期がんになるまで、たった3年です。

通常、「がん」と診断されたら、 少なくともその10年前から、そのがんは体の中でゆっくりと育ち始めていた、ということになります。


病気になる、ならないは、もちろん個々の体質にもよります。 

身の回りの様々な化学物質、放射線、タバコ、脂肪性の多い食事といった物理的側面や、

意識上/無意識下のストレス、 様々な要因が合わさって、免疫が追い付かなくなり、 がん細胞は10年かけて大きくなっていきます。





・・・ 


からだの60兆の細胞たちは、毎日その内の1%が死亡しています。

そして、他の細胞が細胞分裂をして、その減った細胞を補うという働きをしています。


けれど、がん細胞は、「死なない細胞」。

ある遺伝子に突然変異が起こると、 永遠に死なないまま、とめどない分裂を繰り返し増幅することになる。 それが、がん細胞。


元々自らの細胞、自分自身でした。


生命には、必ず、生と死の両側面があります。

がん細胞は、何らかのゆがみによって、「死なない」という『不自然さ』が生まれた時に、

それが極限まで増幅されることによって、

身体全体を「死」へ導きこうとする、『自然』のはたらきなのかもしれません。


・・・


病気になる・ならないは、 様々な内的・外的要因が絡んだ結果です。


けれど、最大限、病にならない生き方はあります。

もしくは、病になったとしても、最大限、免疫力を働かせ、

いのちを最大限、全うする方法はあります。


今から、 今、この瞬間から、 自分のこころと体が、幸せな状態で暮らすこと。


遺伝子変異を起こすような、 化学物質、添加物、汚染物質といった物理的ストレスから極力離れ、

こころにストレスなく、抑圧もなく、怒りもなく、 幸せな状態でいること。


そもそも、働いたり、何かをしようとする以前に

「動物」である私たち、

日々、運動をして細胞から身体を活性化していくこと。


食事、 生活習慣、 人間関係、 仕事… 


それらを積み重ねる、あなたのこころと身体は、深いレベルから、幸せでしょうか?

それらを積み重ねる、あなたの細胞たちは、笑顔でしょうか?


毎日、自分のからだに、尋ねてみてください。


もしも身体に痛みが現れたら、その痛みを、どうか、無視しないでください。

「おや、」と思ったら、後回しにせず、すぐ検査を受けて下さい。


日常の波に覆いつくされて、流されることのないように、

痛みを忘れさせる何かの習慣で、ごまかし続けることのないように。


仕事や、ご家族のことをついつい優先して、自分を後回しにしがちな方ほど、

ご自身の痛みに、細心の注意を傾けてあげて下さい。  

その痛みや、異変は、あなたの注意を必要としています。 

あなたから、気にかけてもらい、「どうしたの?」と気にかけてもらい、

何が起こっているか、よくよく知ってもらうことを必要としています。


痛みや不快感は、あなたの邪魔をする悪者ではなく、

あなたといういのちの全体に大切なことを教えてくれる、アラームです。 


無視していると、取り返しのつかないくらい、大きくなってしまうことがあります。 


自分の中に、 生ききれなかった自分はいないか。 


我慢したり、抑えられたり、無理をしたり、 無視され続けた、小さな声はないか。


どんな小さな声も、大切にする、あなたでいて下さい。


あなたのいのち、60兆の細胞一つひとつまでもが、 そのいのちを生ききれるように。

いのちを、全うできるように。


寿命を縮めることなく、 あなたが、あなたのいのちを最大限生かしきることが、


何より、あなた自身と、 あなたが関わりを持つ、周りのためになります。


お願いします。





春のころ、

ほとほと酔いしれたたんぽぽの綿毛の宇宙観。

その柔らかな一つひとつの綿毛の完全性、全体も美しい円になるその不思議。

細胞も、こうしたものかもしれません。


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ガンの辛い痛みの緩和に、手術直後のダメージを受けた皮膚の組織回復のために、

抗がん剤治療の副作用のつらさの軽減に、

ヒーリングタッチは有効です。

病院への出張も行っています。





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